simutransにおける支線と本線の関係

投稿者: | 2014年12月24日

今回は珍しく、アドオン以外の事を書いてます。(tipsは基本そうだけど。)

また、今回紹介する内容は種別運用2面3線の駅の運用を復習してから読むと吉です。
もしかしたら環状線は効率が悪い?simutrans的運行本数も併せて読むと分かりやすいです。


まず、ここで言う本線は
運行本数が多い、いわゆる輸送のメインルートを指し、
支線は
運行本数が少ない、いわゆる輸送のメインルートへ接続する路線を指します。

現実の例では阪急京都線や神戸線が分かりやすいです。
京都線は梅田~川原町を結ぶ路線で、千里線(さらに地下鉄堺筋線)や嵐山線が接続
神戸線は梅田~新開地を結ぶ路線で、伊丹線、甲陽線、過去には上筒井線が接続している。
simutrans的にはこれら二つの路線は非常に分かりやすく、路線敷設の際はよくヒントになります。

JRの路線は基本的に支線が本線へ直通するのは少なく、直通していたとしても幹線とほぼほぼ共通の運用が組まれていることが多いので省略します。
おおさか東線のような貨物線を転用した路線を旅客かつ連絡線として使用しているのは良いのですが、例としては複雑になってしまうため、カットです。
(割と直通快速って全部通過しちゃってるしね。)


京都線の例を見てみると、梅田~川原町間の他に千里線~梅田、嵐山線~梅田のような直通列車があります。
嵐山線からの直通は主に特急(ただし臨時)、千里線からの直通は各停や準急(堺筋線もそんなに変わらない)となっています。
嵐山線の場合は「旅客が多く見込まれるため、より効率的に捌くために特急を直通させる」
千里線の場合は「恒常的な旅客が見込まれるため、数本に一本の割合で千里線へ直通させる」
といった運用が組まれています。

では神戸線の例は、梅田~新開地間の他に直通列車がありません。
伊丹・甲陽・今津の3線の直通列車はなぜないのか?という疑問が出てきます。
実は、伊丹線も甲陽線も車両有効長が長くありません。
さらに嵐山線や千里線のような旅客が多い路線ではなく、伊丹駅ですら乗車数一日一万人程度と阪急の路線では少なめです。
神戸本線と接続する塚口駅でも3万人、園田駅ですら2万人程度と路線全体の乗車数がそもそも少ないです。
挙句の果てに甲陽線では甲陽園駅が7000人、苦楽園口駅との乗車数を足しても1万人程度と伊丹線よりも少ない数値となっています。
今津線の場合は平面交差がかつて存在し、神戸線の本数増加などの要因に伴って分割されたため、乗車数が多くても直通がありません。
そのため稀なケースという扱いになります。ただし、今津南線は支線、北線が本線のような扱いはできますが、明らかに無理があるので省略。


上記二つのケースから考えれば、simutransにおける支線と本線の関係も似たようなものになります。

旅客数が多ければ直通するべき、少なければ単体で存在するべき、となってきます。

ところで、simutransにはダイヤがありません。そのため、単純に旅客数で判断してはいけない場合もあります。

simutransには交通量という概念が存在し、列車の編成という概念もきっちり存在します。
信号の配置によっては詰まりますし、本数が少なければそもそも旅客を捌くことはできません。
そのため、旅客数に「路線合流部や路線単体の渋滞のしやすさ、目的地へ到着する所要時間」を加味する必要があります。
所要時間や渋滞のしやすさの目安として、冒頭で紹介した記事を読むと分かりやすいです。
目的に応じた最適な種別とホーム配置、配線、車両の選択をすることで、この支線と本線の関係は成り立つと言っても過言ではありません。
大阪環状線の快速系統がなぜ、野田・今宮・芦原橋のみを通過するのか、おおさか東線には直通が少ないのか、というのを考えれば自ずと既存路線の運用も変わってくるのでは?と思います。

いずれも実際に当方が使用している方法で、途中駅の車庫には各停と特急しか入らず、その先の駅の折り返し線には準急が入って折り返す、なんてこともあります。
種別と絡めた支線と本線の関係などなど、突き詰めると非常に複雑になってきますが、阪急など、本線と支線に分けてしまえばほぼほぼ単純な形になっています。
その関係性を理解したら、もうsimutransでどの種別を使うか、どの配線にするかはもう迷いません。

例えば、恒常的に混雑が発生している支線と本線の接続には、支線の優等と本線の優等を接続駅に止める、
閑散としている支線には、本数と旅客の量の関係から準急や急行を直通させ、各停と急行は本線の先の旅客を捌く、という風であったり、
常に本数が多い支線は、あえて本線には直通せず、隣に線路を新しく敷設し、車庫を併設した駅まで快速運転をさせる、
本数が少ない支線に、本線の本数が多い種別を直通させる、というものがあります。

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