小説テスト

投稿者: | 2016年8月28日

固有名詞を出さずに書いてみるテスト

まもなく日が暮れる頃、事務室のテーブルの上には1つの紙コップが或る。
紙コップにはとある鉄道会社のロゴが描かれている。

街を見下ろす最新式のビルヂングは外壁というものは在らず、
全て透明度の高い硝子で直方体が形作られている。
依然として生き物のように上に或る虚空へと伸びる。

街は常に煌めきを持つ。電気の力を借り自身を輝ける蛍とする。
真下を見下ろせば時偶に蛍が連なり遠方への旅路へ彼らを誘う。
生ける無生物は彼らに使われることを吉とし、その命が尽きるまで奉仕する。

線と化した蛍達は旅人を誘い、また巣へと返ってゆく。
蛍達は個性を持ち、長さも速さもまた異なる。
或る道を通る者が在れば、常に異なる道を通る者も在る。
蛍達もその時が来るまで気まぐれに交わる。

古くからこの土地に足を埋め、街と常に或る我らの行く末は如何に進んでいくのだろうか。

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